耐久マシン選択①
スパ西浦K耐久への出場を目標に、ヒデキはマシン選択を開始した。
お金をかけないように、あえて改造範囲の狭いクラスを選択することにした。
スパ西浦K耐久で改造範囲が1番狭いのはKNN(NAノーマル)クラス。
サスペンション(アーム類やブッシュ類はノーマルに限る)やマフラー(エキマニや触媒はノーマルに限る)は交換可能だが、LSDの装備は不可、エンジンやエアクリーナー、エンジンECUもノーマルを使用。
車種ごとに最低重量も決まっている(最低重量を規制されないマシンも有り←ココ大事)。
マシンの基本性能が問われる訳だ。
過去のリザルトをチェックすると、1番下のクラスだけど1番参加台数が多く激戦なKNNを戦うにあたって、最良のマシンは?
今までのリザルトでは旧規格のトゥデイやビートが優勝を浚っている。
しかしレースのレギュレーションでは、旧規格軽自動車は義務ピット回数(3分間のピットストップ)が1回多いとなっている。
それでもトゥデイやビートが優勝するのだから、ホンダのマシンを選択するのが最良なのか?
しかし、トゥデイやビートは中古車の台数も減っていて値段も高い。
トゥデイでこの耐久に出ているチームに話を聞くと、ミッションなどの部品が生産終了している物が多く、中古部品も少なくて困る事が多いらしい。
お金をかけないとなると、いくらマシンが速くてもホンダはナシ。
ってなるとダイハツ、スズキ…
つづく。